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でこしゃんに可愛い可愛い十代をいただいたので。

だいぶ遅くなってしまって超申し訳ない(´;ω;`)
受け取っていただけるといいのですが…
ヨハ十です。


よろしければしたのタイトルより~


「やぁ!やぁ!デュエルしようぜ十代!」
勢いよく扉を跳ねたおして寒色系男子が部屋へと飛び込んできた。
 
 
ドローパン・キス
 
 
「わっ、ビックリした…なんだヨハンか~」
背後の扉がなんの躊躇もなく開かれて、ヨハンとは正反対の暖色系男子こと十代は思わずカードを
取り落とす。
どうやらデッキの組み直しをしていたようだ。
辺りにバーストレディやフェザーマンといった十代らしいヒーローモンスターがちらほらと見える。
 
「デッキ弄ってたのな、悪い。」
言葉とは裏腹に少しも悪びれた風もなく笑うヨハン。その屈託のなさが十代は好きだった。
散らかったカードをかき集めながら、入れよ、と入室を促す。
 
既にブーツを片方脱いでいたヨハンは、バタバタと乱雑に反対側も脱ぎ捨てた。
 

十代の部屋にしては整然として綺麗な寮内。
片付けられているというよりは、モノがないというのが正しいだろうか。
あたりをぐるりと見渡して、床に腰掛ける少年の横に一緒に腰掛ける。
 

「ヒーロー強化か?」
分かりやすく、当たりとおぼしき疑問を投げ掛けたヨハン。
ヒーローデッキは十代に取って根底で芯だ。自分の宝玉の仲間たちと同じように。
そこは決してぶれることなく、彼の根底としてデッキつくりに重要視されるところだろう。
 
 
「勿論だぜ、ってもな~、どいつを入れてやるか迷うんだよな~。」
唇を尖らせながら思案する。手にはマグマ・ネオスとテンペスター。
さしずめネオスを軸にしたNスペーシアン系か様々なヒーローの入り乱れるEヒーローメインで迷ってるといったところか。
どちらも彼にとっては大事な仲間たちであり、どちらか選べないというのもわからないことはなかった。
 
 
「俺はお前のEヒーローとデュエルしてみたいな~。」
隣に座って、ひょいとテンペスターを取り上げる。
デュエリストに取ってカードは魂の一部だ。「ひょい」なんて軽いノリだが、ぞんざいな扱いはしない。
眺めれば、背景のホログラフがキラキラと反射して美しい。
保存状態は良いが、どことなくよれている所が、エクストラデッキに入るモンスターながら頻度高く使用されているのが見てとれた。
 
「そっかーって、いきなり取るなよヨハン!」
ぼけぼけと生返事していたが、消えたテンペスターを追って慌てて取り戻そうとする。
おっとーとぼんやりした声を上げながら、ひょいと反対の手に持ち変えた。
テンペスターは腕の動きに合わせてひらひらと空中を移動する。
取れるものなら取ってみろ、といわんばかりの顔に、ムキになって十代は身を乗り出した。


 
瞬間。
ふわりと甘い匂いがヨハンの鼻腔をくすぐった。
 
 
「十代。」
体をがっしとホールドし、真剣な眼差しで赤髪の少年を見つめる。
深碧の光彩の走るきれいなエメラルドが、タイガーアイの様な焦げ茶を掴まえる。
 

「な、なんだよぉ」
綺麗な目に捉えられ、対応に困る。
吸い込まれそうなほど美しいエメラルドに、心臓の拍動が高まる。
そんな十代をよそに、少年はふんふんと鼻を鳴らした。
 


「あまいにおいがする。」
鼻腔が捉えていた正体を「甘み」と把握して、ヨハンは満面の笑みをこちらに向ける。
にっこりと笑みを見せられ、十代は思わず顔が熱くなるのを感じた。
この邪気のない笑顔は卑怯だ。
綺麗な顔でそんな風に笑いかけられて、ドキドキしないわけないではないか。
 

 
「あ、あー…さっきパンくった。」
明後日の方向を見ながら返事する。
高まる心拍数、こんなに近くに彼がいたら痛いほどの心臓の音が聞こえてしまうのではないだろうか?
身体の変化を気取られないように、浅く息を吐いた。
 
「それってドローパン?」
十代の危惧に全く気付いていないヨハンはきょとと尋ねる。
甘い香りのするパンなんて、ランダムで美味珍からゲテモノまで楽しめるドローパン以外に考えられない。
外れも多いが、その分当たると割かし美味だったりする。
デュエルアカデミアの生徒なら一度はデュエリストとして挑戦したことのある菓子パンだろう。
正解、と笑う十代に、嬉しそうに「ビンゴ!」と指をならした。
 

「何だっけな、生クリームチョコパン?すっげー甘かった。」
聞いただけでも砂を吐きそうなほどの甘い商品名だ。
だが青年はその激甘商品名に怯むことなく、むしろ身を乗り出して食い付いてきた。
 


「へぇ!食ってみたかったな~もうないのか?」
いかにも珍しもの好きのヨハンらしい。
この前も納豆とろろパンをもうないかとトメさんに迫って困らせたものだ。
まぁ、自分もくさやパンが大好物だ、人のことは言えない。
ふんふんと鼻を鳴らしながら、辺りに漂う残り香を追いかける。
まるで彼の一番の相棒、ルビー・カーバンクルのようだ、と十代は思った。
 
 
「ドローすればあるんじゃねーの?」
くすくすと笑いながら、運を天に任せてみてはと進言する。
ものの、ドローパンの内容は多種多様。一生で一度しか出会えないような、運賦天賦の要素も持ち合わせている。
生クリームチョコパンも、今日自分が最後の一個を食べたかも知れない。
引けるかどうかは運次第、それがデュエリストの力ともなる。
 
 
「…いや、ここにある。」
ヨハンは、ニヤリ、と形容してもおかしくない悪戯っ子みたいな笑みを浮かべた。
柔らかな両手で十代の小さな頬を包み込む。
まるで子どもみたいにあたたかな手だ。
そんな温もりを楽しむ間もなく。
 
 
ちう、と湿った音を立てて、薄い桜色の唇が合わさった。
 
「!?…んー!」
初めは何が起きたか分からなかった、ただ凄く近くにヨハンの顔が見えるだけだった。
熱い舌が歯列を割って侵入し、初めて口付けていることに気付いた。
口腔内をすべて暴かんと舌はまるで別の生き物のように動き回る。
ぬらぬらとのたうつ感触に、肌がサッと粟立った。
 

「ん…ぅ…甘いな…」
っはあ、と息を吐き出しながら、恍惚とした声を上げる。
再び深く口付けて、甘い甘い舌を探し始める。
ねぶり蠢くソレはまるで自身が意識を持った生き物のように奔放な動きをして。
なぞられるだけで、軽く意識が飛びそうなほどに感じているのを、十代は自覚していた。

動き回っていた舌が甘さの発信源を発見するや、夢中になってしゃぶりつくヨハン。
このまま舌根をかじりとられてしまうのではないかと思うくらい、強く吸われる。



「うっ…ふ………やめっ……」
ただの口づけだとわかっているはずなのに、他意はないはずなのに。
どうしようもなく体が熱くうずき、下腹部に血液がたまっていく。
まだしなびていたそこが、あっという間に血液を含んで膨らんでいく。
制服のズボンの前はぱつぱつに膨らみ、痛いほどのテントを張っていて。
体は快楽を押し付けようと必死に震えを諌めていた。


このままずっとディープなキスをされてはたまらない。
遊城十代史に残る最大の汚点を作り上げてしまいそうだ。
口付けだけで達してしまうという、壮大な汚点を。

十代の小さな手が、青年のジャケットをくしゃりと掴む。
両腿を擦り合わせて、快楽の奔走を押さえ込もうとする。
だが、ヨハンの行動はとどまりを知らず。
押し倒さんばかりの勢いで貪り、両方の口腔に収まらない唾液がだらしなく垂れた。

5分ほどの時間が、まるで5時間ほどに感じ始めたころ。



漸くに、執拗な口付けが離された。





「っぱー、うまかったあ!」
あごまで垂れ落ちた唾液を豪快に拭いながら、ヨハンはまるで「仕事後のビール」を飲み干したかのような
晴れやかな笑顔で言った。
一方芯まで貪りつくされた十代は顔を真っ赤にして、熱い息を何度もこぼしていた。


「ヨ、ヨハンの意地悪め…」
ジト目でにらみつける。
いいように弄ばれて、体中に快楽を刻み付けられて。
相手はそのつもりはないのかもしれないが、事実下着の中は惨劇だ。
射精にまではいたらなかったが、先走りの汁がどろどろと下着を汚して気持ち悪い。

ヨハンのほうはといえば、何のことかわからないとばかりに無邪気に小首をかしげる。
そんな姿も可愛いが、だからといってそんなかわいらしさに絆されてばかりではない。



やられたら倍でやりかえせ!


このままで、引き下がれるか?否。





「今から、オレのターンな!」

これまでにないほど、極上のエロティシズムな笑みを浮かべて。
十代はヨハンの上に覆いかぶさるのだった。



***********


おしまい!
でこしゃあああんおそくなってごめんなさいでしたああああ!
よろしければ貰ってくださいな(´;ω;`)べそっ
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