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せっかくはちみつの日なので。


ダグプラむずかしいよー、からまねえ…
良ければ下のタイトルより~。






蟲愛づる姫君



プラシドが、何やら木の上を見上げている。
あんな何もない木を見上げて、いったいどうしたのだろうか。


抜き足、差し足。
気配に敏感なイリアステルが三皇帝の一人を、気取られぬように捉える。
とはいえ相手はまったくこちらを気にしていないようで、ただただ呆けたように見上げていた。

透けるように白い肌、まるでお人形のようだ。
身に纏う衣装の純潔の白さとは異なる、ほんのりと色気の混じった白さがたまらなく情欲をそそる。
緋の眼球は、まるで職人のハンドメイドのドールアイのように透き通って。
濃紅の虹彩が、特注の逸品のような気品をかもし出す。

どこか人間と一線を画した気高い姿は、たまらなく美しかった。



視線を追って、木の上を見上げる。



青々と生い茂った緑の中に、小さくも完成しつつある蜂の巣があった。
小さなミツバチたちは辺りを飛び回りながら、それぞれが与えられた役割を果たしている。
なかには美しいハニカム構造が連なっており、その中には孵化を待つ幼虫たちや溜め込まれた蜜がそれぞれに整頓されている。
幾何学的であり、生き物であるにもかかわらず機械的。
飛び交う蜂たちを気にもせず、プラシドは彼らを見つめていたのだ。



「アレを、みていたのか。」
思わず声が漏れた。

真剣な顔で、一心不乱に何を見ているのかと思えば、蜂たちの営みであるとは。
以前、彼は遊星に雄弁に「ハチのダンス」について講釈を垂れていた。
ハチの踊るダンスは、彼らイリアステルに与えられた∞と同じ動きをする。
シンパシー、といってしまってはきっと彼に怒られるだろう。
だかその視線は嫌悪感などでは決してなく、自分になど一度もくれたことないほど慈しみに溢れた目だった。



「蟲愛づる姫君」とは、よく言ったものだ。

プラシドの今の姿は、まさにその称号が良く似合っていた。




「……っ…、貴様…そこで何をしている!」
やっとこ気づいたプラシドが、こちらに向けて剣を抜く。
切っ先の尖った部分を突きつけられ、なんだかおかしくなってしまう。

さっきまで蜂を慈しんでいた優しげな目は、自分に向かって鋭く突き刺さんばかりに強く睨んでいる。
一部始終をみていた、と言ったなら彼はいったいどうするだろうか?
恥ずかしそうに頬を染めるか、噛み付かんばかりにそのきっさきを突き立ててくるだろうか。




どちらにせよ、興味深い。



思わず口端がぴくぴくと笑ってしまった。



「何を笑っている!」
さらに切っ先をこちらへと向ける青年。
綺麗なビスクドールのような顔が、厭そうに歪むのはさらに美しい。
それが自分のせいであるとなれば、さらにたまらないほどの情動の動力源。



「いや……、美しい『蟲愛づる姫君』をどう陥落しようかと考えていただけだ。」
もとより笑みを隠すつもりはさらさらない。


私は切っ先を優しく弾き、美しく気高い姫君を抱きしめるのだった。




**********

ダグプラってまだ良く分かってない…なあ…。
きっとこの後プラシドに怒られるんですね、でもダグラスさん止めなさそう。
えろいのかきたい!

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