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とても短いダグプラ。
ダグプラクラスタの皆様のお話聞いてたら堪らず書いてた。


差し支えなければしたのタイトルより~


俺はこの男が大嫌いだ。



大嫌い



この自称覆面Dホイーラーはいつも余裕綽々で俺を組み敷いていく。
今だってそうだ、どこからともなく「アクセルシンクロ!」と訳の分からぬ掛け声とともに現れ、唐突に押し倒されてこの様だ。
日に焼けていない奴の白い躰と、自らの内側をのたうつ性器の感触が気持ち悪い。
どんなにもがき暴れようとも、その細い腕にどれ程の怪力が潜んでいるのか、形勢逆転したことは一度もない。
俺の体を忌々しい快楽に貶めるのも、一撫でで甘い吐息を吐かせるのも奴は悔しいほどに巧かった。
そんな余裕の蒼い眼が嫌いで、たかが虫けら如きの癖に俺を染めるのが嫌いで。
だから、この覆面野郎が大嫌いだ。



だが、そんな奴にも愛づるべき点が一つだけあることに、最近気付いた。


「…プラシドっ……射精してもいいか…」

限界が近づいたのか、覆面野郎が小さくお伺いを立てる。
いつもは身勝手で強引に抱くくせに、射精す時だけ妙にしおらしくなるのだ。
押し溜まった精のせいからか、本当は殊勝な――――もしこいつが殊勝な性格だったら虫けら皆殊勝だな―――性格をしているからか。
だがこのときばかりは、組み敷いて強引に股を開かせる時とは違って、小さくまとまっている。
切なげに眉を潜ませ、忌々しい眼を涙で潤ませ。
この顔だけ見たらば、どちらが襲われているのだか分かったもんじゃない。

だが俺は、この表情がやたらに好きだった。
この時ばかりは、自分が犯されているなどと言うことを忘れ、優越感に浸ることができる。


それまで好き勝手やっていた奴を、支配した気分になれる。

震えながら、躰の中の肉塊はその時を待つ。
いっそ答えなければどうだろう、格別の意地悪だ。

精悍な顔付きが、くしゃりと歪んであどけなさを伺わせる。
この瞬間が堪らなく好いと感じとしまうのは、きっと満たされない優越感が充足されるからだろう。
愛とか恋とかそんな甘じょっぱい感情等では決してない。



「……赦すか、この虫けらが。」


手中に収めた大嫌いな奴を抱き締めるのと、奴が中で果てるのは同時だった。
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