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ハラブレ…ブレハラ?
どっちもおいしいです。

ざっくばらんなブレイブと几帳MENなハラルド様

よろしければしたのタイトルより






「もう少し、嗜みと言うものをもったらどうだ?」
もう何度目か分からない小言の第一声を耳にして、
ブレイブは思わずべっ、と舌を出した。


「固い事言うなよなダンナ、硬いのは夜のベッドの中でじゅーぶん」
冷蔵庫をバタンと脚で閉めながら、ちゃらちゃらと戯言を唱える。
癖の悪い青年に、それとして分かるように眉を顰めた。


基本はデュエルのとき以外はお互いには不干渉の不文律を守っているラグナロク。
食卓を囲むこともなければ、互いが互いに何をしているのかなど知ったことではない。
それぞれがそれぞれにまったく違う環境で育ってきたのだ。
無理矢理にその環境を変えても、対立こそすれ益になるとも思えない。

そもそも三人が三人とも齢20を超えているのだ、性格の矯正など不可能に近いといっていいだろう。
だからこそ互いのすることには明言を避けていた。



のだが。


リーダーであるハラルドには、どうにもブレイブの私生活が気になって気になってしょうがないようだ。
もちろん、唯の好奇心などではなく、そのスタンスの違いがどうしても目に余るようだ。
風呂上がりはパンツ一丁で歩きまわるし、冷蔵庫は脚で閉じるし。
規律と規則を重んじる軍にいたハラルドにはなかなかに信じられない生活態度だっただろう。
そのせいか、しないでおこうと思ったいるにもかかわらず、どうしても声をかけてしまうのだった。


「せめて服くらいちゃんと着たらどうだ?」
いいたいことはいくつもあったが、とかく目についた部分を明言する。
そう、風呂上がりの彼はジャージのズボンとスポーツタオルだけを見につけ、上はすっぽんぽんなのだ。
男同士だから気遣うことでもないのだろうが、濡れた髪からぽたぽたと雫を伝わせながらペタペタ歩かれるのは好きではない。
それに程よく筋肉のついた若い体は、ハリも良く何処か艶めかしく映り、いかんともし難い感覚を覚えるのが、何とも腹立たしかったからだ。

「だって暑いんだもんよ。ホラ、旦那も飲むだろ?」
片手に持った缶を手渡すブレイブ。
見ると、「サテライトスーパードライ」と書かれており、恐らくビールであるという事がわかった。
アルコールなら断然ワイン派なのだか、とひとりごちていると、何を考えているのか青年は腰掛けたハラルドの膝の上に馬乗りしてきた。

「何をしている。」
隠しもしない不審げな声で尋ねる。
一体、このブレイブと言う男は何を考えているのだろうか。
予測不能な動きに、いちいち翻弄される。
眼前に広がる若い裸体に、思わず目を逸らす。

「何って…、だって座るとこ無いからなー」
嘘だ、座るところなら何処にでもある。向かい側にはパイプ椅子も有るし、ソファだって空いている部分は有るじゃないか。
こちらの混乱も気にせず、プシュ…とプルタブを起こして一気にビールを煽る。
ふと見上げれば、白い喉が上下にぜん動し、美味そうだった。

「っかー、うめえ…やっぱ風呂上がりのビールは違うなあ。」
大層御満悦な表情を浮かべながら、顎に垂れた液体を拭う。
いちいちの仕草が、何処となく色っぽく彩る。下手に飾らないからこそ余計にそう映るのだろう。

そこまで考えて、何を考えているのかと自らの思考に驚愕する。

大体、なぜ自分がこの若い男に揺さぶられなければならないのか。
彼のペースに乗せられて、動揺するなど自分らしくない。
冷静になれ、と自らに言い聞かせながら、自分の缶のプルタブを起こした。
ブレイブに倣うように一気に缶の中身を煽る。
キリッと冴える辛さと、喉元を過ぎ去る清涼感は、確かに心地良さを与えていった。
確かに、たまにはこういうジャンキーなアルコールもいいものだなと少しばかり陽気になる。
だが、次の瞬間に、浮き上がった陽気も引っ込んでしまった。

「ん、お。なあ、ハラルドの旦那?アンタって意外と筋肉すげえのな。」
ペタリ、とシルクのシャツの上から触れた手は、ビールの冷たさが移ったのかひやりと冷たかった。

「っ何を…っ!」
思わぬ一手に驚いて手を振り払う。
ぱしんと叩かれた手をフラフラと振りながらきょとんとブレイブは首を傾げた。

「いやー、いい筋肉してんなあって思って。…もちょっと触ってもいい?」
にこにこと笑いながら、もうちょっととせがむ。
余りの無邪気さに、何だか毒気を抜かれてしまう。

ハラルドが黙っている事を肯定ととったのか、ブレイブはふたたび椅子がわりにしている青年の胸に手を伸ばした

「しかし、アンタって結構マッチョだよな。いいよなあ~筋肉。俺ももう少し欲しいんだけど、やっぱ軍人だから?」
自分の大胸筋と比べながら、うーんと唸る。ちいさく盛り上がった筋肉を時分で撫でる姿は滑稽でありながらもエロチシズムを含んでいた。
どきりと拍動を早める心臓に喝を入れながら、努めて普通に振る舞う。

「‘元’だ。何だ、鍛えたいなら私がいくらでも器具を…」
彼も鍛えたいのなら、器具は地下に沢山ある。軽い負荷のものから、割かし負荷の強い物まで幅広く揃えている。
彼が段階的に鍛えるには困らないだろう。
だが、折角の提案をブレイブはにべもなく断わった。

「残念なことに、俺は『夜の運動』の方が得意でね。旦那が付き合ってくれるんなら、……いいぜ?」
ニヤリ、と笑うブレイブの表情は妖艶で、誘う様な姿はまるで豹を思い起こさせた。
ぞわり、と肌が粟だつのかわかる。喉が痛くなり、体が火照るのはアルコールとはまた違う作用のせいだろう。
欲情、という表現が似合いなのかもしれないな、と馬鹿馬鹿しい考えを浮かべながら、呆れた様な息を漏らした。

ハラルドの手を取って、自らの尻へと導く。
もちっと柔らかく、それでいて男性らしいみっしりと詰まった尻肉は布の上からだが、なかなかに心地の良い感触だった。

「…どう?」
挑発的に笑うブレイブ。
口腔からは分解され始めたアルコールの甘ったるい吐息がもれ、鼻をくすぐる。
酔っている訳ではない。それは自分も彼もそうだろう。
だが、一度走り始めた欲の奔流は波に乗ったら止められない。


「そうだな、…前向きに検討することとしよう。」
空いた手で青年の後頭部を引き寄せ、ハラルドは負けず劣らずのエロチシズムに富んだ妖艶な笑みを浮かべながら唇を寄せるのだった。



*********
ハラブレハラ美味しいです
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